日本医学教育学会
◆ 「マルチメディア対応CBT」作成支援サイト ◆
このサイトでは、Learning Management System(LMS)上で実施するテストを作成する手順を解説し、必要な支援ツールを提供します。コンピューターを用いた試験形式(Computer-based Testing:CBT)で使用する試験を、比較的簡単に作成することができます。音声や動画などのマルチメディア素材を使用する問題を作成することもできます。
このサイトで提供する支援ツールは、教材の国際的な規格であるSCORM1.2に準拠したテストを作成します。SCORM1.2に対応したLMSなら、どのLMSでも読み込んで利用可能です。
支援ツールは日本医学教育学会が提供するものですが、会員でない方にも利用を公開していますので、医学教育以外の分野でも、ご自身の行う教育活動に幅広く利用していただいて結構です。ただし、営利活動への利用は固くお断りします。
作成方法の詳細は、右のボタンの解説動画およびマニュアルをご参照ください。
< 作成のおおまかな手順 >
1) まず、Microsoft PowerPointで試験問題を、1ページ1問のレイアウトで作成してください。なお、右のボタンからテンプレートをダウンロードしてこれを基に作成すると、後の作業が楽になります。
2) 作問が終了したら、PNG形式で保存してください。
3) お使いのPC上のどこかに「作業フォルダ」を作成してください(フォルダ名は自由です)。
4) 問題のPNG画像の入っているフォルダを、フォルダごと「作業フォルダ」に移動してください。この際、このPNG画
像のフォルダ名を半角小文字の slides に変更してください。必要な6つのファイル 
5) 右の6つのファイルのリンクを右クリックしてダウンロードし、「作業
フォルダ」内に置いてください。list.html
6) 音声を使用する場合は、「作業フォルダ」内に半角小文字で audiosstyle.css
いうフォルダを作り、その中に使用するすべての音声ファイルをコピーadlcp_rootv1p2.xsd
してください。ims_xml.xsd
7) 動画を使用する場合は、「作業フォルダ」内に半角小文字で videosimscp_rootv1p1p2.xsd
いうフォルダを作り、その中に使用するすべての動画ファイルをコピーimsmd_rootv1p2p1.xsd
してください。
8) 右のボタンを押し、作成支援ツールを起動してください。各問題について正解を登録し、解答ボタンの位置を調整し、(ある場合は)マルチメディア関連の設定を行い、index.htmlとimsmanifest.xmlの2つのファイルを作成して、「作業フォルダ」内に置いてください。
9) 作業フォルダ内のすべてのフォルダとファイルを選択して、ZIP形式で圧縮してください。
10) これで作業は終了です。出来上がったZIPファイルはSCORM1.2型式の教材ファイルとして、そのままLMSに取り込むことが可能です。LMSにSCORM教材をどのように取り込むかの手順はLMSごとに異なりますので、お使いのLMSのマニュアルをご参照ください。